対空双眼鏡/防振双眼鏡

 

 天体観測用の双眼鏡は接眼部を45度から90度曲げている「対空双眼」が観測姿勢が楽なため人気があります。しかし、対空双眼鏡は口径が大きく重いためいろんな意味でヘビーになります。この機種はシャープな見え味で、かつ本格的な対空双眼でありながら楽に移動可能であるため、双眼狂?の方々からも強い支持があるようです。

    コーワ 双眼望遠鏡 HIGH LANDER PROMINAR
        対物レンズ有効径 82mm
        大きさ 430×240×150mm
        重量 6.2kg
        アイピース 21倍 32倍 50倍

 コーワから専用の三脚が発売されていますが、左写真ではカメラ三脚を流用しています。
        ハイランダー専用センターマウント2.7kg(双眼鏡含め概ね 9kg)
        GITZO システマティック GT4552TS + ギア付きセンターポール GS3313GS

 購入後、最初に地上を見ましたが、驚くほどの見え味にビックリしました。色にじみなく明るくシャープに、噂どおりの性能です。条件の厳しい星を見ると、若干周辺部が甘いかなと感じる程度です。
 ただ、改善してほしい点が2カ所あります。昼間の観望は問題ありませんが暗闇では照準線が見えず目的の天体導入に苦労します。以前、他メーカーから装着できるファインダーがあったようですが、現在取り扱っていないようです。導入時は小さな赤ライトを照準線付近に当てながら目的天体と双眼の方向を一致させています。さらに、防水対策なのでしょうが、アイピース交換が固くスムースに行えません。せっかく導入した天体もアイピース交換で見失います。(2017/07)

 手がふるえても、像はブレない。今では一般的になっている「手ブレ補正機構」を双眼鏡で世界初搭載した機種ですが、今でも現役使用しています。1996年頃の発売でしょうか。ネット検索してもこの機種はヒットしません。星見の手持ち双眼鏡で15倍は高倍率ですが、防振機構がなければ点であるはずの星像が線状にブレまくり、とても観測はできません。
ISスイッチを押し続けることにより像が止まりますが、現行製品はこの点も改善されているようです。
見え味は最周辺部が多少甘いものの、スッキリした色にじみのない良像です。何よりも高倍率でありながらすぐ使えることが、この双眼鏡の良いところです。
 先日、「胎内星まつり」で、「ニコン 100年光学の夢を見る」をキャッチフレーズに発売された双眼鏡を見せていただきました。広視界‼周辺もにじみのないクリアーな視野‼、さすがニコンです。(2017/07)

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